『リーダーシップの本質』堀 紘一 著

『技』 - スキルを磨く

今回も、堀紘一さんの、『リーダーシップの本質』 を紹介いたします。

 

組織の目的は、①生きがい ②成長 ③収益 の3つ

組織の目的を、このように定義しています。そして、それを実現するのがリーダーになるのかと思います。

 

リーダーは、個々の社員が何を目的とし、そのために何をしなければいけないか、を理解させなくてはいけない

失敗を犯さないために、リーダーは多くの知識と方法を学ばなければならない

真のリーダーは、組織のメンバーと全くレベルの違う責任を負わされている。その責任を果たすためには、常に人の何倍も早く頭を働かせねばならないし、勉強もしなければならないし、夜を徹しても考え抜かなければならないこともある

リーダーは、時代を見通す先見力を養わなければならない。真の先見力とは、実態として表れない5年前の段階でその萌芽を見出すことのできる力である

自ら発想を豊かにし、自分の中にはない発想を受け止める柔軟性を身に着けるためには、リーダーは積極的に外へ出て行って、異業種の人、異文化の人と多く接する必要がある

リーダーは常に、自分を知り、把握して、自己をコントロールしなければならない。しかし、自己コントロールほど難しいことはない。だから、経営者は常に自分を最上の心身状態に保たなければならない。常に早寝を心がけ、睡眠を十分にとらなければならない

何事にもリズムと勢いがある。リーダーはその性格を知り、リズムを掴み、勢いに乗るよう組織を導かなければならない

必要な知識を貪欲に吸収することである。常にトップの視点でものを見る習慣を身に着けることによって、広く物事を意識し、考えることによって、学習の場は無限に広がるものである

 

リーダーは、とても、ヒューマンタッチで、EQ、右脳や感性といったスキルが求めらえれるとしている。ちなみに、ハードな左脳系のスキルは、組織のリーダーとなる前に、当然身に着けられている素養である、と。これらは、AI時代のこれからにあって、「人間らしさ」という観点で、とても大切な能力になるのではないだろうか。

 

そして、リーダーが果たすべき仕事として、以下の5つを挙げています。

リーダーが果たすべき5つの仕事:

  1. 夢を語る
  2. 自ら手本を示す
  3. チャンスを与える
  4. 考えさせる
  5. 常に勝つ。すなわち、売上高を増やし、利益を上げる

 

そして、リーダーは、こんなことをしろと。

社長は、ずっと先のことだけをぼんやり考えればよい。1人でもいい、先のことを考える人がいる会社は、確実に伸びる

 

日々是勉強、でございます。

 

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